発見
ディプロドクス、北米以外で初めて確認 スペイン・テルエル県
テルエル県で尾椎14個。ジュラ紀後期に大陸間を行き来した証拠になる。
Sci.News
Journal of Vertebrate Paleontology
エル・カステリャル近郊のラ・テヘリア産地から、尾椎14個と血道弓が見つかった。
約1億5000万年前のもので、推定全長は約25m。
ジュラ紀後期に北米とヨーロッパの間を恐竜が行き来していたことを示す。
ディノポリス財団のチームが Journal of Vertebrate Paleontology に発表(印刷中)。
背景
ジュラ紀後期のイベリア半島と北米は、恐竜の顔ぶれが似ていることで知られる。ポルトガルのロウリニャン層からは、アロサウルス、トルボサウルス、ケラトサウルス、ステゴサウルスに当たる化石が見つかっている。竜脚類では、ポルトガルのディンヘイロサウルスが2015年に北米のスーペルサウルスと同じ属とされた。
メソゾイックの見方
今回の発見で、この共通リストに北米を代表する竜脚類が加わった。全長25m級の竜脚類まで行き来していたなら、当時の北大西洋には大型動物が渡れる陸のつながりが、少なくとも一時的にあったことになる。一方で、ロウリニャン層は海で隔てられた島だったとする解釈もあり、いつ、どこがつながっていたのかは決着していない。
同定にも注意したい。見つかったのは尾椎と血道弓で、頭骨や胴体はない。北米の D. hallorum に近いという結論が、追加の標本でも保たれるかを見たい。大陸間の移動という点では、ブラジルの Dasosaurus がヨーロッパと南米のつながりを示している。
出典・詳細 Sci.Newsの記事を読む掲載誌 Journal of Vertebrate Paleontology
参考にした情報
この記事の用語
- 恐竜
- 中生代に現れた爬虫類のグループ。あしが胴体の真下にまっすぐ伸びる。鳥類もこのグループに含まれる。
- ジュラ紀
- 約2億100万〜1億4500万年前。大型の竜脚類や剣竜類が栄えた。
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