ENCYCLOPEDIA ・ 剣竜類
ケントロサウルス
Kentrosaurus ・ 1915年命名
首から背中に小さな骨板が並び、腰から尾にかけては長いスパイクへと変わっていく剣竜である。タンザニアのテンダグル層から産出した。
- 分類
- 剣竜類 ・ ステゴサウルス科
- 時代
- ジュラ紀後期(約1.53億〜1.51億年前)
- 全長
- 約4〜4.5m
- 食性
- 植物食
- 発見地
- タンザニア
テンダグル層(リンディ州)
特徴
小型の剣竜で、成体の全長は約4〜4.5m、体重は700〜1600kgほどと推定されている。後肢をまっすぐ伸ばして四足で歩いた。頭は小さく細長く、くちばしで植物をかみ切り、大きな腸で消化したと考えられている。
首から背中にかけて、おそらく2列に小さな骨板が並び、腰から尾にかけて次第にスパイクに変わっていく。最も長いスパイクは尾の先にあり、身を守るために振るったとされる。両肩にも長いスパイクが1本ずつあった。
尾が長いため重心が腰のすぐ前にあり、後肢と尾で体を支えて立ち上がり、高い所の植物を食べられた可能性も指摘されている。
発見と命名
最初の化石は1909年、ドイツのテンダグル調査隊が当時のドイツ領東アフリカ(現在のタンザニア・リンディ州)で見つけ、1910年に隊長のヴェルナー・ヤネンシュが剣竜のものと気づいた。1909〜1912年の調査で、約50個体分、1200個以上の骨が見つかった。多くは第二次世界大戦で失われたが、残りはベルリン自然史博物館に収められている。
1915年、エドヴィン・ヘニッヒがケントロサウルス・アエティオピクス(Kentrosaurus aethiopicus)と名付けた。属名はギリシャ語の「とがった先・とげ」と「トカゲ」、種名はアフリカの産であることを表す。角竜のセントロサウルスと名前が似ているため別の名に変える案も出たが、つづりが違うため、ケントロサウルスが有効な名前として残っている。
分類と研究
かつては原始的な剣竜と考えられることが多かったが、最近の系統解析では多くの剣竜より進んだ仲間とされ、ステゴサウルス科のなかで北米のステゴサウルスに近いとされる。
大腿骨には太いものと細いものの2つの型があり、性別による違いを示すと考えられている。同じテンダグル層からは、ギラッファティタン、エラフロサウルス、ディサロトサウルスなども見つかっている。
見られる博物館
- ベルリン自然史博物館ドイツ ベルリン ・ テンダグル産の剣竜
この恐竜が登場する作品
- ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプアニメ ・ 2020
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出典
数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。