ENCYCLOPEDIA ・ 角竜類
セントロサウルス
Centrosaurus ・ 1904年命名
フリルの上縁から前方へ鉤状に曲がる2本の小さな角をもつ角竜である。カナダのダイナソーパーク層から化石が産出している。
- 分類
- 角竜類 ・ ケラトプス科
- 時代
- 白亜紀後期(約7650万〜7550万年前)
- 全長
- 約5〜5.5m
- 食性
- 植物食
- 発見地
- カナダ
ダイナソーパーク層(アルバータ州)
特徴
セントロサウルスは全長約5〜5.5m、体重約2〜2.5tと推定される角竜で、太く頑丈な四肢で体を支えていた。鼻の上に大きな角が1本あり、標本によって前に曲がるものも後ろに曲がるものもある。目の上には上向きの小さな角が1対ある。
最大の見分けどころは、フリルの上の縁から前方へ鉤のように曲がる2本の大きな突起である。フリルは頭骨全体に比べて短めで、大きな窓が開き、外縁には小さな突起が並ぶ。頭の飾りは年をとるにつれて控えめになったとされる。
発見と命名
最初の化石は、カナダ・アルバータ州のレッドディア川沿いの地層からローレンス・ラムが見つけ、1904年に命名した。属名はギリシャ語で「尖ったトカゲ」を意味し、命名の時点ではまだ知られていなかった鼻の角ではなく、フリルの縁の小さな突起にちなむ。剣竜のケントロサウルスとは語源が同じだが、別の恐竜である。
その後、アルバータ州の州立恐竜公園で巨大なボーンベッド(骨の密集層)が見つかった。数百mにわたって広がり、あらゆる年齢の数千個体分の骨を含むものもある。ヒルダの町の近くのボーンベッドは、これまでに見つかった恐竜の骨の密集層で最大とされている。
分類と研究
セントロサウルス亜科の名のもとになった属で、スティラコサウルスやモノクロニウスに近い。個体差が大きいため、どの属や種を有効とするかには議論があり、モノクロニウスと同じ動物とみる研究者もいる。かつての種ナシコルヌスは、2014年の成長段階の研究で、アペルトゥスの成長途中の個体と結論された。2005年に記載された種ブリンクマニは、2012年にコロノサウルスという別の属に移された。
大量の骨の密集層から、大きな群れで暮らしていたと考えられている。2009年の頭骨の傷の研究では、傷は捕食者の攻撃より仲間どうしの角での争いによるものとされ、薄いフリルは防御よりも種の見分けや誇示に使われたと考えられている。1989年に見つかった個体の右の腓骨には骨肉腫があり、重い病気でも群れの中で長く生き延びた例とされる。
見られる博物館
当サイトの博物館ガイドには、この恐竜を常設展示する館はまだ載っていない。
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出典
数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。