ENCYCLOPEDIA ・ 剣竜類
ギガントスピノサウルス
Gigantspinosaurus ・ 1992年命名
肩甲骨の約2倍の長さに達する巨大な肩のスパイクが最大の特徴の剣竜類である。命名が講演要旨だったため長く欧米では無効名扱いされたが、現在は有効な属とされる。
- 分類
- 剣竜類 ・ ファヤンゴサウルス科
- 時代
- ジュラ紀後期(約1.63億〜1.57億年前)
- 全長
- 約4.2m
- 食性
- 植物食
- 発見地
- 中国
上部沙渓廟層(四川省自貢)
特徴
ギガントスピノサウルスは中型の剣竜類で、全長約4.2m、体重約700kgとされる。より大きな推定もあり、推定には幅がある。背中の板は比較的小さく、肩から生えるトゲ(肩棘)が非常に大きいことが最大の特徴で、その長さは土台となる肩甲骨の約2倍に達する。
首の板は小さな三角形で、腰は非常に幅広い。前肢は頑丈であった。左肩には皮膚の跡が残っており、中央の五角形や六角形のうろこを小さなうろこが取り囲む、ばら飾りのような模様が見られる。
発見と命名
最初の化石は1985年、中国四川省でオウヤン・フイが見つけ、当初はトゥオジャンゴサウルスの標本と考えられた。1992年、オウヤン・フイが講演要旨の中でギガントスピノサウルス・シチュアネンシス(Gigantspinosaurus sichuanensis)と命名した。属名はラテン語の「巨大な」と「トゲ」に由来し、大きな肩棘にちなむ。
講演要旨での命名だったため、欧米では長く正式な学名ではないとみなされてきたが、2006年に要旨に十分な記載が含まれていたことが明らかになり、有効な属とされた。基準標本は自貢の上部沙渓廟層から見つかった頭骨のない部分骨格で、自貢恐竜博物館に展示されている。
分類と研究
スザンナ・メイドメントの研究では、知られている剣竜類のなかで最も基盤的なものとされた。2018年の再記載では、ファヤンゴサウルスなどのファヤンゴサウルス科と共通する原始的な特徴と、ほかの剣竜類と共通するやや進んだ特徴をあわせもつとされ、チュンキンゴサウルスやファヤンゴサウルスのほうがより基盤的と判断された。
肩棘の向きについては、それまでの復元では上下逆に付けられていたとして、トゲがやや上向きに伸びる復元も提案されている。
見られる博物館
- 自貢恐竜博物館中国 四川省自貢市 ・ 四川巨棘竜
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出典
数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。