ENCYCLOPEDIA ・ 堅頭竜類
プレノケファレ
Prenocephale ・ 1974年命名
丸く盛り上がったドーム状の頭骨を持ち、その周りに小さな突起やこぶが並ぶ。ゴビ砂漠から比較的保存のよい頭骨が見つかっている。
- 分類
- 堅頭竜類 ・ パキケファロサウルス科
- 時代
- 白亜紀後期(約7200万〜6900万年前)
- 全長
- 約2.2〜2.4m
- 食性
- 植物食
- 発見地
- モンゴル
ネメグト層
特徴
プレノケファレは小型のパキケファロサウルス科の恐竜で、成体は全長約2.2〜2.4m、体重約40kgと推定されている。頭骨は丸く盛り上がったドーム状で、そのまわりに小さな骨のトゲやこぶが一列に並んでいた。属名は「傾いた頭」を意味する。
知られているのは頭骨とわずかな骨だけのため、復元では、短く太い首、短い前肢、長い後肢をもつがっしりした体という、ほかの堅頭竜類と共通する体つきで描かれることが多い。頭骨はステゴケラスに似るが、頭の上の穴(上側頭窓)が閉じている点などで区別される。
発見と命名
基準標本は、ポーランドとモンゴルの合同調査隊がモンゴルのネメグト層で見つけたもので、保存のよい頭骨のほか、背骨や肋骨、仙椎、大腿骨、尾の骨を含む。同じ地層のほかの産地からも標本が見つかっている。当時のこの地域は、現在のような乾いた砂漠ではなく、高地の森林だったと考えられている。
分類と研究
近縁のホマロケファレとは多くの点で似ており、同じ場所・同じ時代から見つかることから、ホマロケファレはプレノケファレの幼体ではないかという説もあった。しかし幼体を含む新しい標本から、別の属である可能性が高いとされている。
北アメリカの種をプレノケファレ属に含める研究者もいるが、スファエロトルスを別の属として扱う研究もあり、属の範囲については説が分かれる。
見られる博物館
当サイトの博物館ガイドには、この恐竜を常設展示する館はまだ載っていない。
展示された特別展
- 特別展「化石ハンター展 ~ゴビ砂漠の恐竜とヒマラヤの超大型獣~」2022年7月16日〜2022年10月10日 ・ 国立科学博物館 ・ 堅頭竜類
同じ堅頭竜類の恐竜
同じ白亜紀後期の恐竜
同じ国(モンゴル)で見つかった恐竜
出典
数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。