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ENCYCLOPEDIA ・ 堅頭竜類

ザヴァケファレ

Zavacephale ・ 2025年命名

約1億800万年前のモンゴルに生息した、確実なものとしては最古の堅頭竜である。骨格の保存が非常によく、ドームは主に前頭骨からなる。

分類
堅頭竜類
時代
白亜紀前期(約1.1億〜1.06億年前)
全長
約1m
食性
植物食
発見地
モンゴル
フレンドゥフ層(東ゴビ盆地)

特徴

ザヴァケファレは、白亜紀前期のモンゴルにいた堅頭竜類である。確実な堅頭竜類として知られる最も古いもので、最も完全な骨格でもある。頭骨にはすでによく発達したドーム状の構造があるが、後の時代の堅頭竜類と違い、ドームは主に前頭骨でできており、頭頂骨はほとんど加わっていない。

模式標本は全長約1mで、体重は約5.85kgと推定されている。椎骨の縫合や肩の骨が癒合していないことなどから、死んだときはまだ成長途中の若い個体だったと考えられている。尾は骨化した腱で覆われているが、より進んだ堅頭竜類に見られる「かご」状の構造にはなっていない。

発見と命名

模式標本は2019年、モンゴル・ドンドゴビ県の東ゴビ盆地にあるフレンドゥフ層の露頭で見つかった。骨格は部分的に関節がつながった状態で、骨の数で約54%がそろっている。完全な頭骨と下あご、肩、背中の椎骨、仙骨、骨盤と後ろあしの大部分のほか、ほかの堅頭竜類では知られていなかった手の骨、胃石の塊、骨化した腱に覆われた完全な尾も含まれる。

2025年9月、ツォクトバートル・チンゾリグらがザヴァケファレ・リンポチェ(Zavacephale rinpoche)と命名した。属名はチベット語の「根・起源」とギリシャ語の「頭」を組み合わせたもので、堅頭竜類のなかで基盤的な位置にあることにちなむ。種小名はチベット語で「尊いもの」を意味し、ドーム状の頭骨が宝石のように岩から露出して見つかったことに由来する。

分類と研究

チンゾリグらの系統解析では、ワンナノサウルスの次に分かれた、堅頭竜類のごく基盤的なメンバーとされ、ほかのすべての堅頭竜類と姉妹群の関係にあるとされた。

ほかの既知の堅頭竜類は白亜紀後期のものに限られており、ザヴァケファレの発見はこのグループの記録を大きくさかのぼらせた。同じ地層からは、イグアノドン類のアルティリヌスやチョイロドン、オルニトミモサウルス類のハルピミムスなどの恐竜も知られている。

見られる博物館

当サイトの博物館ガイドには、この恐竜を常設展示する館はまだ載っていない。

展示された特別展

同じ堅頭竜類の恐竜

ステゴケラスプレノケファレパキケファロサウルス

同じ白亜紀前期の恐竜

ヌロサウルス ニジェールサウルス テノントサウルス アーケオケラトプス フォスケイア ムニャマワムトゥカ レエリナサウラ パタゴティタン

同じ国(モンゴル)で見つかった恐竜

サウロロフス ゴビハドロス デイノケイルス ゴビヴェナトル プレノケファレ プシッタコサウルス タルボサウルス ネメグトマイア

出典

  1. en.wikipedia.org/wiki/Zavacephale

数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。