ENCYCLOPEDIA ・ 竜脚形類
クラメリサウルス
Klamelisaurus ・ 1993年命名
体長の約半分を首が占めるマメンチサウルス類の竜脚類である。ベルサウルスの成体とする説もあったが、解剖学的特徴と地層年代の違いから否定されている。
- 分類
- 竜脚形類 ・ マメンチサウルス科
- 時代
- ジュラ紀中期(約1.64億〜1.62億年前)
- 全長
- 約13m
- 食性
- 植物食
- 発見地
- 中国
石樹溝層(新疆ウイグル自治区)
特徴
クラメリサウルスは全長約13mと推定される比較的大型の竜脚類で、そのおよそ半分を首が占めていた。ただしこの推定は、ベルサウルスを幼体とみなす説にもとづくものである。背骨や上腕骨の特徴でほかの近縁種と区別できるとされる。
2020年の再記載では、背骨の骨の縫合線が閉じていることや、腰の骨・首の肋骨・肩の骨が癒合していることから、基準標本は成体と判断された。
発見と命名
骨格は1982年、中国の古脊椎動物古人類研究所(IVPP)の調査隊が、新疆ウイグル自治区のジュンガル盆地東部、廃墟となった将軍廟の町の北35kmで見つけ、1984年に掘り出した。標本は見つかった時点ですでに風化しており、北京に運ばれたあとも傷みが進んだため、多くの骨が補修されている。
1993年、ジャオ・シージン(趙喜進)がクラメリサウルス・ゴビエンシス(Klamelisaurus gobiensis)と命名した。属名は将軍廟の北にあるカラメイリ山に、種小名はゴビにちなむ。その後あまり研究されなかったが、2020年にアンドリュー・ムーアらが詳しく再記載した。
分類と研究
ジャオは独自の亜科を設けて分類したが、現在の系統解析では、ジュラ紀中期から後期のおもに中国の竜脚類からなるマメンチサウルス科に入るとされている。近縁種にはタイのマメンチサウルス類も含まれる。
グレゴリー・ポールは、幼体の化石しか知られていないベルサウルスをクラメリサウルスの幼体とする説を唱えた。しかし骨の特徴の違いと、ベルサウルスのほうが新しい時代の地層から見つかることから、この説は否定されている。
見られる博物館
- 固城恐竜博物館韓国 慶尚南道固城郡 ・ 1階中央の模型
同じ竜脚形類の恐竜
同じジュラ紀中期の恐竜
同じ国(中国)で見つかった恐竜
出典
数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。