ENCYCLOPEDIA ・ 鳥脚類
フォスケイア
Foskeia ・ 2026年命名
全長約0.5mと既知の鳥脚類で最小級のラブドドン形類である。幼いうちは四足歩行で、成長の早い段階で二足歩行に移ったとされる。
- 分類
- 鳥脚類
- 時代
- 白亜紀前期(約1.26億〜1.13億年前)
- 全長
- 約0.5m
- 食性
- 植物食
- 発見地
- スペイン
カストリージョ・デ・ラ・レイナ層(ブルゴス県)
特徴
全長約0.5mの、ほっそりした小型の鳥脚類である。骨の組織を調べたところ、知られている最大の個体でもまだ成長の終わりかけの段階だったことが分かり、知られている鳥脚類で最も小さい部類に入ると考えられている。
2023年の脚の骨の研究によると、幼い個体は四足で歩き、成長の早い段階で二足歩行に移った。成長とともに大腿骨やすねの骨の筋肉の付着痕が発達し、より効率よく動ける体になっていったことが示されている。この姿勢の変化は、ほかの初期のラブドドン形類とも共通する。
発見と命名
2016年、ディユドネらがスペイン・ブルゴス県のカストリージョ・デ・ラ・レイナ層から、成長段階の違う少なくとも5個体分の化石を報告した。このときは正式な名前をつけず、産地の名から「ベガゲテの鳥脚類」と呼んだ。
その後の発掘で頭骨の骨が新たに見つかり、マイクロCTで調べた結果、2026年に新属新種フォスケイア・ペレンドヌム(Foskeia pelendonum)として記載された。属名はギリシャ語の「光」と「餌をあさる」に由来し、小ささと植物食の暮らしを表す。種小名は産地に近い地域にいたケルト系の部族ペレンドネス族にちなむ。
分類と研究
2016年の解析では、ラブドドン形類の基部でムッタブラサウルスの次に分かれ、ラブドドン科の姉妹群とされた。2026年の記載では新たにラブドドン類というまとまりが立てられ、その中でラブドドン科に最も近い位置に置かれた。ラブドドン形類全体の位置は、イグアノドン類の基部とする研究と、より進んだ位置とする研究があり、説が分かれる。
見られる博物館
当サイトの博物館ガイドには、この恐竜を常設展示する館はまだ載っていない。
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出典
数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。