ENCYCLOPEDIA ・ 角竜類
クリプタルクス
Cryptarcus ・ 2026年命名
かつてカスモサウルス・ルッセリとされた種に2026年に与えられた新属である。フリル後縁が深くえぐれ、M字形の輪郭をなす。頭骨長は約94cm。
- 分類
- 角竜類 ・ ケラトプス科
- 時代
- 白亜紀後期(約8360万〜7210万年前)
- 全長
- 不明
- 食性
- 植物食
- 発見地
- カナダ
ダイナソーパーク層(アルバータ州)
特徴
クリプタルクスはケラトプス科の角竜で、知られているのはほぼ完全な頭骨と、頭頂骨の一部だけである。頭骨のフリルの後ろの縁が深くえぐれていることと、そのえぐれに沿った縁飾りがドーム形をしていることが、見分けるポイントとされる。
発見と命名
基準標本の頭骨は1936年、カナダ地質調査所のロリス・シャノ・ラッセルがアルバータ州のダイナソーパーク層で見つけた。1940年、チャールズ・モートラム・スタンバーグがこれをカスモサウルスの新種とし、ラッセルにちなんでカスモサウルス・ルッセリと命名した。
その後、この種は数十年にわたってカスモサウルス属の一種とされ、多くの標本がこの種に含められた。しかし基準標本とほかの標本の違いが指摘されるようになり、2026年にロバート・ホームズらが標本を処理し直して再検討した。その結果、独立した新属クリプタルクスが設けられた。属名はラテン語で「隠れたアーチ」を意味し、長くカスモサウルスの中に「隠れていた」ことと、フリル後部の形にちなむ。
分類と研究
かつてカスモサウルス・ルッセリとされていたほかの標本の多くは、この種とは関係がないとされ、カスモサウルス属に残された。系統上の位置はまだはっきりしないが、カスモサウルスよりもユタケラトプスやペンタケラトプスに近い可能性が示されている。記載者は、カスモサウルス類の分類には問題が多く、将来ほかの属とまとめられる可能性もあるとしている。
見られる博物館
当サイトの博物館ガイドには、この恐竜を常設展示する館はまだ載っていない。
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出典
数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。