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ENCYCLOPEDIA ・ 獣脚類

チャンジョウサウルス

Changzhousaurus ・ 2026年命名

全長約34cmと非鳥類型獣脚類で最小級である。前肢に大きな翼、後肢に短い翼をもち、短い尾の先に扇状の長い羽毛が並ぶ。

分類
獣脚類
時代
白亜紀前期(約1.21億〜1.13億年前)
全長
約0.34m
食性
肉食
発見地
中国
九仏堂層(遼寧省)

特徴

チャンジョウサウルスは、体長約34cmのごく小さな獣脚類で、鳥類を除く獣脚類のなかでも最小級である。前あしには大きな翼、後ろあしには短めの翼があり、短い尾の先には長い飾り羽が扇状に約16本並ぶ。前あしの最も長い風切羽は約12cmで、鳥類以外のペンナラプトル類として知られるもののなかで体に対して最も長い。

頭骨は小さく高さがあり、吻は短い。仙椎が癒合していることから幼体ではないが、足の骨の一部が癒合していないため、完全に成長しきる前に死んだ個体と考えられている。尾の椎骨は22個と少なく、尾が短い。後ろあしの第2指には、ドロマエオサウルス科やトロオドン科に見られる大きなかぎ爪があり、爪を覆っていたケラチン質の鞘の跡も残っている。

発見と命名

化石は中国・遼寧省西部の建昌県喇嘛洞にある九仏堂層の露頭で見つかった。ほぼ完全で関節のつながった骨格が、全身を覆う羽毛の跡とともに、向かい合う2枚の岩板に分かれて保存されている。標本は蘭德自然史博物館に収められている。

2026年、徐星(シュー・シン)が新属新種チャンジョウサウルス・シネンシス(Changzhousaurus sinensis)として記載した。属名は江蘇省常州市にちなみ、恐竜研究と科学の普及を支えてきた常州市政府への感謝を込めて付けられた。種小名は「中国の」という意味である。

分類と研究

骨格の特徴からペンナラプトル類のなかのパラベス類(鳥類とその近縁のなかま)に入ると考えられている。上あごや足にはトロオドン科、下あごや肩・腰の骨にはドロマエオサウルス科に近い特徴があり、首や尾の椎骨にはアンキオルニス類(特にシャオティンギア)や始祖鳥(アーケオプテリクス)と共通する点もある。

このようにさまざまなグループの特徴が混じり合っているため、記載では系統解析は行われておらず、ほかの獣脚類との正確な関係ははっきりしていない。徐はドロマエオサウルス科とトロオドン科をまとめたデイノニコサウルス類の初期の枝に置く考えを示している。

見られる博物館

当サイトの博物館ガイドには、この恐竜を常設展示する館はまだ載っていない。

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出典

  1. en.wikipedia.org/wiki/Changzhousaurus

数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。