ENCYCLOPEDIA ・ 鳥脚類
コシサウルス
Koshisaurus ・ 2015年命名
福井県勝山市の北谷層で見つかった基盤的なハドロサウルス上科の恐竜である。標本は全長3mほどの幼体とみられている。
- 分類
- 鳥脚類
- 時代
- 白亜紀前期(約1.25億〜1.15億年前)
- 全長
- 約3m(幼体)
- 食性
- 植物食
- 発見地
- 日本
北谷層(福井県勝山市)
特徴
コシサウルスは、白亜紀前期の日本にいた基盤的なハドロサウルス上科の鳥脚類である。ほとんどのハドロサウルス上科と違い、目の前のくぼみ(前眼窩窩)をもち、上あごの歯には中国のエクイユブスに似た3本の補助的な稜がある。
同じような稜は、アジアのシュウーロン、ジンジョウサウルス、アルティリヌスにも見られるが、これらには前眼窩窩がない。このため、コシサウルスはこれらより原始的な位置にあると考えられている。模式標本は全長3mほどの幼体とみられている。
発見と命名
化石は2008年、福井県勝山市の北谷層で発掘され、2015年にコシサウルス・カツヤマ(Koshisaurus katsuyama)として記載・命名された。属名の「コシ」は、福井県を含む地域の古い呼び名「越(こし)」にちなむ。
分類と研究
上あごの歯の特徴から、同じ北谷層のフクイサウルスより進んだ種とされている。コシサウルスの発見は、白亜紀前期のアジア東部の縁に、ハドロサウルス上科がこれまで考えられていたより多様に暮らしていたことを示している。
見られる博物館
当サイトの博物館ガイドには、この恐竜を常設展示する館はまだ載っていない。
この恐竜が登場する本
- 福井県立恐竜博物館 展示図録 第3版福井県立恐竜博物館 ・ 図録・博物館ガイド
- Kitadani ―恐竜時代の福井を解き明かす―一島啓人・関谷透・湯川弘一・静谷あてな・小泉沙千穂ほか ・ 図録・博物館ガイド
同じ鳥脚類の恐竜
同じ白亜紀前期の恐竜
同じ国(日本)で見つかった恐竜
出典
数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。