ENCYCLOPEDIA ・ 獣脚類
ノレルラプトル
Norellraptor ・ 2026年命名
羽毛の痕跡を伴うほぼ完全な骨格が知られるミクロラプトル類である。飛行に関わる特徴が鳥類の系統とは独立に進化した可能性を示した。
- 分類
- 獣脚類 ・ ドロマエオサウルス科(ミクロラプトル亜科)
- 時代
- 白亜紀前期(約1.2億年前)
- 全長
- 約57cm
- 食性
- 肉食
- 発見地
- 中国
九仏堂層(遼寧省)
特徴
ノレルラプトルは、羽毛の跡をともなう完全な骨格1体で知られるドロマエオサウルス科の小型獣脚類である。骨格の長さは約57cmで、肩の骨が少しずれている。死んだときには幼体の段階を過ぎていたと考えられている。
羽毛の跡は主に右の上腕骨、腰、尾に残っている。腕と腰の羽毛は保存が悪く調べられなかったが、尾の羽毛は羽軸が目立つつくりであった。下顎の歯の形、足の第2・第3中足骨の長さがほぼ等しいこと、恥骨の先の「足」が小さいことなどで、チャンユラプトル、グラキリラプトル、ヘスペロニクス、シノルニトサウルスと区別される。
発見と命名
化石は中国の白亜紀前期(バレミアン期〜アプチアン期)の九仏堂層から見つかった。属名は、鳥類以外の恐竜の研究で知られ2025年に亡くなった古生物学者マーク・アレン・ノレルの名と、ラテン語で「泥棒」を意味するラプトルを組み合わせたものである。種小名バルスボルディは、同じ年に亡くなったモンゴルの古生物学者リンチェン・バルスボルドにちなむ。
分類と研究
ミクロラプトル類のミクロラプトル族に入り、ジョンジアノサウルスに最も近いとされる。九仏堂層は下の義県層と同じく温帯の森林の環境だったと考えられ、ティラノサウルス上科のシノティラヌスや角竜のプシッタコサウルス、多くの鳥類や翼竜と同じ時代に暮らしていた。
見られる博物館
当サイトの博物館ガイドには、この恐竜を常設展示する館はまだ載っていない。
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出典
数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。