DINO PRESS世界の恐竜ニュース

ENCYCLOPEDIA ・ 角竜類

トリケラトプス

Triceratops ・ 1889年命名

大きな骨質のフリルと3本の角をもつ角竜で、属名は「3本の角のある顔」を意味する。白亜紀の最末期に北米西部に生息した。

分類
角竜類 ・ ケラトプス科
時代
白亜紀後期(約6900万〜6600万年前)
全長
約8〜9m
食性
植物食
発見地
アメリカ、カナダ
ヘルクリーク層・ランス層(モンタナ州、ワイオミング州など)

特徴

トリケラトプスは大きな骨のフリル、頭の3本の角、大きな四足の体をもつ角竜で、角竜類で最もよく知られ、最大級でもある。全長は約8〜9m、体重は6〜10トンほどと推定されている。鳥類以外の恐竜の中で最後まで生きていたものの一つで、6600万年前の白亜紀末の大量絶滅まで北アメリカ西部にいた。

あごの先には歯のないくちばしがあり、その奥には歯が何列も積み重なった「デンタルバッテリー」が並ぶ。片側のあごごとに36〜40列、合わせて432〜800本の歯があり、生涯にわたって生え替わりながら植物を切り刻んでいた。2002年にワイオミング州で見つかった「レーン」と呼ばれる骨格には、胴の広い範囲の皮膚が残っている。

発見と命名

1887年、コロラド州デンバー近くで頭骨の屋根についた一対の角が見つかり、オスニエル・チャールズ・マーシュは大型のバイソンの化石と考えた。1888年には化石ハンターのジョン・ベル・ハッチャーがワイオミング州のランス層でタイプ標本の頭骨を採集した。マーシュは当初これをケラトプスの一種としたが、鼻の角が見つかったことから1889年にトリケラトプスと命名した。

名前はギリシャ語の「3」「角」「顔」を合わせた「3本の角のある顔」の意味である。ハッチャーは1889〜1891年にさらに31個の頭骨を集めた。歴史の中で17種が命名されたが、現在有効とされるのはホリドゥス(T. horridus)とプロルスス(T. prorsus)の2種で、両者はヘルクリーク層の中で異なる地層から出ることも分かっている。

分類と研究

フリルが短いことから、かつてはフリルの短い角竜のなかまとされたが、現在の系統解析では、ふつうは長いフリルをもつカスモサウルス亜科に入るとされる。角とフリルの役割については、ティラノサウルスなどの捕食者から身を守る武器とする説が古くからある。眉の角に治りかけたティラノサウルスの歯の跡が残る化石もあるが、近年はおもに種の見分け、求愛、優位の誇示に使われたとする見方が有力である。

2010年に発表された研究では、同じ時代のトロサウルスはトリケラトプスの成熟した姿だとされた。しかしその後の形の統計的な分析や、トロサウルスの若い個体とされる化石の存在から、別の属とする研究もあり、議論が続いている。群れで暮らす姿で描かれることが多いが、群れで暮らしていた証拠は今のところ少ない。

見られる博物館

展示された特別展

この恐竜が登場する本

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出典

  1. en.wikipedia.org/wiki/Triceratops

数値は研究により変わる概数。内容は2026年10月時点。